沿革

設立1981年9月(昭和56年)

1980年(昭和55年)、市民会館15周年事業として「相模原市民第九をうたう会」が市民によって結成され、新日本フィルハーモニー交響楽団を迎えて当市として初めての第九演奏会が催されました。
その大成功は、「次回は是非オーケストラも市民の手で」という強い要望の声を生み出しました。

そこで「第九をうたう会」の会長であった故鈴木義人氏を初代団長(名誉団長・平成7年4月逝去)として音楽愛好家が集まり、指揮者に小松一彦氏と小塚類氏を迎え、また、浜田三雄後援会長のもとに資金が準備されて、1981年(昭和56年)相模原市民交響楽団が発足しました。

第1回定期演奏会・第1回「交響曲第九番」演奏会1982年(昭和57年)

第1回 定期演奏会第1回の定期演奏会は、昭和57年3月20日相模原市民会館で行われました。
指揮は小松一彦氏、ワーグナーの「ニュールンベルグのマイスタージンガー前奏曲」で幕を開け、中プロは、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(独奏:谷久子)、メインはドヴォルザークの「新世界交響曲」でした。

また、第1回の「交響曲第九番」演奏会は同年12月15日に、定期演奏会と同じく相模原市民会館で行われました。指揮は、小松一彦氏、独唱は中山早智(ソプラノ)安居史恵子(アルト)、白井邦憲(テノール)、久岡昇(バリトン)の各氏でした。

現在の活動

年1回の「定期演奏会(6月上旬)」と、市内一般公募により結成される合唱団とともに「相模原市民合同演奏会(12月)」を開催するほか、9月には「市民プロムナードコンサート」を開催するなど、多くの方々に市民交響楽団の演奏を楽しんでいただけるよう研鑽を重ねております。
また、相模原市の社会教育団体として、依頼に応じて小中学校や市主催行事への出張演奏も行っています。
2008年4月には相模原市民交響楽団・相模原市民吹奏楽団・相模原市合唱連盟の3団体からなる「相模原市民音楽団体協会」を設立。2010年9月、それぞれの持ち味を生かした初の合同演奏会「第1回 市民ガラコンサート」を開催。市の音楽文化の振興に尽力しています。

設立から30年を過ぎ、円熟さを増した市民交響楽団の今後の活動にご期待ください。

定期演奏会

第20回 定期演奏会節目の演奏会として、10年目でベルリオーズの「幻想交響曲」、15年目は三石精一氏を客演指揮者に迎えムソルグスキーの「展覧会の絵」、20年目でマーラーの「交響曲第1番『巨人』」、25年目は、サン=サーンスの「交響曲第3番オルガン付」を演奏しました。
2011年に30年目を迎え、ショスタコーヴィチの「交響曲第5番『革命』」を取り上げ、好評を博しました。

団員数の増加に伴い、大編成の曲にも積極的に取り組んでいます。

相模原市民合同演奏会

第25回 相模原市民合同演奏会1993年までは「第九演奏会」という名称でしたが、1994年に「メサイア」を取り上げたことにより「相模原市民合同演奏会」に改称されました。

以降、「第九」を核としつつ、「メサイア(ヘンデル)」「戴冠式ミサ(モーツァルト)」「レクイエム(フォーレ)」「グローリア・ミサ(プッチーニ)」といった多様な選曲をし、幅を広げることを目指しています。

市民プロムナードコンサート

相模原市民コンサートに替わる新たな公演として、2005年9月より開催されました。
定期演奏会や市民合同演奏会と趣向を変え、司会の入った親しみやすい演奏会です。
名曲揃いの選曲は日頃クラシックに馴染みのないという方からもご好評を頂き、また年齢制限のない演奏会としてお子様連れのお客さまにもお楽しみ頂いています。

相模原市民コンサート

相模原市の委託により、1982年から市民吹奏楽団とのジョイントコンサートを開催。毎年プロのソリストを招き、多岐に及ぶ協奏曲に取り組みました。

22年間続いたこのコンサートは、2003年、好評のうちに幕を閉じました。

その他

団員数 約90名。相模原市 社会教育団体。相模原市民音楽団体協会加盟団体。

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