第21回 定期演奏会

21st定期ポスター第21回定期演奏会は、おかげさまをもちまして無事に終了することができました。

当日は、天候もよく またワールドカップの大きなゲームとも重ならず (4年前の定期演奏会では、日本の開幕戦とぶつかっていました)、お客さまにもあまりご負担を掛けなかったのでは、と感じています。

ここでは、そのご報告をさせていただきます。

演奏について

昨年は、第20回記念演奏会であり、新聞にも載りましたし、パブリシティ効果は抜群でした。曲目も、マーラーの1番という人気の高い曲でした。
一昨年の定期では、バイオリニストの天満敦子さんをお迎えし、ブラームスのバイオリン協奏曲を演奏しました。新聞小説でも話題になったバラードを目当てにご来場された方もいらっしゃったでしょう。

それに比べると今回の演奏会は、ドイツ色を排したおしゃれな選曲をしたという自負はあるものの、ゲストもなく、ちょっと地味ではありました。

このような状況で、お客さまがどのくらい来ていただけるのかどうか、かなり心配していました。練習の休憩中に、チケットぴあの前売り状況が発表されましたが、あまり芳しくはありませんでした。
その後「ぶらあぼ」に読者招待を掲載し、「招待状を10組20人送ります」としたところ、ありがたいことに平塚や遠く千葉からも応募があり、募集定員一杯の10組の方をご招待することができました。

当日、このような心配を胸にステージに足を踏みいれました。
「おっ、結構お客さん入っている!」
そうです。正式には、822名ものお客さまにご来場いただきました。演奏にも、緊張感と力がみなぎりました。

ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲

オーケストラ全奏の和音から始まります。目指していたのは、イタリアの青い空と乾いた空気、ベルカントな歌です。
コンサートが始まる曲としては、とてもいい感じであったと思います。

ドビュッシー:小組曲(ビュッセル編曲)

うって変わって、今度はフランスのエスプリの表現です。
この曲では、ハープが参加しました。幻想的な気分と洒脱さが感じていただけたら、幸いです。

シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 作品43

今度は、北欧のフィンランドに飛びます。
1楽章は、北国の雪解けや春の訪れを感じさせる曲想から始まり、ドラマチックな2楽章(ここは金管が活躍しました)、とにかく早い3楽章、そして朗々と歌う4楽章で幕を閉じます。
当団にとってとにかく難しい曲でした。

アンコール/
シベリウス:「カレリア組曲」作品11より 第3曲「行進曲風に」

アンコールは、同じくシベリウス作曲のカレリア組曲の行進曲でした。
とても、軽快な曲で、コンサートの締めくくりにふさわしい曲でした。

実行委員長より

第21回定期演奏会の御礼

H14.6.22
実行委員長 村井 敦

御蔭様で第21回定期演奏会を無事終了することができました。

今回の演奏会では、昨年同様、65歳以上の方を入場無料とし、さらに高校生以下の方も無料とし、多くの方にお聴き頂けるようにいたしました。

その結果、目標の1000人には達しませんでしたが、800名を超える方々にお越し頂くことができました。

演奏会報告にもありますように、今回のプログラムはソリストを招いて演奏する協奏曲もなく、演奏会の開催をプレスにも取り上げられない状況の中では、市報やホールの広報誌、ミニコミ誌などへの広報と団員のチケット配布など地道な広報活動がある程度成果となって表れたものだと自負しております。

今後は、より多くの方々にお越し頂くことのできるよう広報活動を充実させるとともに、お出で下さいました方々の心に響く演奏ができるよう団員一同頑張ってまいります。

今年は、この後に、7/20(土)調布グリーンホールでの「トリオコンサート」、10/27(日)「市民コンサート(入場無料)」、12/7(土)「合同演奏会」と三つの大きな演奏会がありますので、ご来場よろしくお願いいたします。

pagetop
inserted by FC2 system