特集!! 第20回記念 定期演奏会
第20回記念 定期演奏会のご報告
第20回定期演奏会は、おかげさまをもちまして無事に終了しました。
第20回ということで、ちょっと背伸びをした選曲ではありました。しかし、団員全員の気持ちが終結して、すばらしい演奏会となりました。
ご来場された観客の方の総数は、1200名を超えます。
前回、天満敦子さんをお招きしたブラームスの演奏会も凌駕してしまいました。「さすがに、去年ほどはこないだろう」という予想をはるかに上回り、チラシを挟み込んだプログラムは、あっという間になくなってしまいました。
ここでは、団員の総力を結集した第20回定期演奏会を振り返ってみたいと思います。
演奏について
ワーグナー:
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 第1幕への前奏曲
第1回目定期と同じオープニングで、当オケの記念碑的曲でもあります。
この曲は、市民コンサート・依頼コンサートなどで何度も演奏してきている当団のレパートリーです。
出だしは「ハ長調」。ということは、オケにとって一番開放的な壮大な響きが出せます。まずはハ長調で壮大な響きを作って、ブルッフ・マーラーにつなげようという作戦もありました。
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
相模原市民交響楽団の誰もが尊敬している、渡辺先生をソロにお迎えしました。そして、華麗なソロを聴かせてくださいました。
前日のリハーサルでうまくいかなかったところも、本番ではばっちりでした。
そして、アンコールとしてパガニーニの「カプリース24番」をバイオリン独奏として演奏してくださるという大サービスぶりです。客席で聴きたかった!
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
さて、本日のメインです。この瞬間のために、半年以上練習を重ねて来ました。
各パート、いろいろと難しいところはありましたが、無難にこなしました。特に3楽章のベースソロは、本番というプレッシャーのなか、今までの中でも飛びぬけていい演奏でした。そして、最後のホルンが立ち上がるところ、本当に目頭が熱くなる思いでした。
団員の誰もが、この瞬間にこのオケにいてよかったと思ったことでしょう。
アンコール/マーラー:交響曲第1番 ニ長調より <花の章>
「ブラボー!」「アンコール!」という嵐の中、演奏されたアンコール曲は同じくマーラー作曲の「花の章」(Symphonic Movement "Blumine")。4楽章とはうって変わって、静かな曲で締めくくりました。
そして、お客さんの拍手が鳴り止まぬ中、名残惜しくも演奏会はお開きとなりました。
冒頭にも書きましたが、1200名を超えるという観客数は、団員にとっても驚きでした。
団員には、第一部が始まる前に団長から「プログラムがなくなってしまった」とのアナウンスを受けました。
そして、ステージに出た瞬間、本当にお客様の数に圧倒されました。
本当に、お忙しいところご来場くださいま して、ありがとうございました。
実行委員長より
相模原市民管弦楽団20周年記念事業 実施報告
H13.6.30
20周年記念事業実行委員長 渡辺
相模原市民交響楽団の20周年事業が、6月17日の演奏会をもって、すべて滞りなく終了しました。
田代先生のご指導のもと難曲に取り組みましたが、演奏もすばらしく、オーケストラとして一段ステップアップするとともに、多数来場いただいた市民のかたがたの認知度も大いに上がったと思います。また、20年の歴史を記念誌の形でまとめられたこと、団のシンボルとしてロゴマークを制定できたことも大変有意義でありました。
これらすべて、先生方のご指導、団員、役員会の皆様のご協力、そして実行委員会メンバーの尽力のたまものであると感謝しております。
マーラー/交響曲第1番 ニ長調「巨人」
相模原市民交響楽団 第20回記念定期演奏会
2001.6.17 於:グリーンホール相模大野