平成12年度 市民コンサート

マスネ:オーケストラ組曲第4番「絵のような風景」

H12年度市民コンサート パンフレットマスネは19世紀末~20世紀はじめに活躍したフランスの作曲家で、当時の彼の活躍は、フランス・オペラの代表選手として華々しいものだったようです。
近年では有名な「タイスの瞑想曲」(歌劇「タイス」のなかの1曲)以外、彼の曲はあまり演奏される機会がありません。
しかし、勤勉家であった彼は、オペラ以外にも歌曲、管弦楽曲、室内楽曲等多岐の分野にわたり優れた作品を残しています。
本日取り上げます「絵のような風景」も親しみやすく色彩感富んだ、名曲の穴場的存在といえる素敵な曲です。

曲は、次の4曲によって構成されています。

第1曲:行進曲
4つの主題が次々とあらわれます。
全体としては、行進曲の名のとおり快活な曲になっています。
第2曲:バレエの調べ
弦楽器のピチカートの伴奏にのり、チェロが優雅な旋律を奏でます。
第3曲:夕べの鐘
田園風景の夕べを感じさせる曲です。ホルンが鐘の音を表現します。
第4曲:ジプシーの踊り
トランペットの高らかなファンファーレに続き、はじけるようなリズム感溢れる曲が組曲全体の最後を締めくくります。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調

ラフマニノフはチャイコフスキー(1840-1893)の少し後の時代に活躍したロシアの作曲家です。
彼の叙情的な作風はチャイコフスキーから受けついだロシアの伝統といえそうです。
本日演奏しますこの協奏曲は、甘美なピアノの旋律と、華麗なオーケストレーションとあいまって、彼の特長が遺憾なく発揮された代表作で、3つの楽章から成ります。

第1楽章
荘重なピアノの和音で始まります。
第2楽章
ゆっくりとしたロマンティックな楽章で、その美しさは幻想的でさえあります。
第3楽章
ピアノとオーケストラが絡み合い、壮大なクライマックスへ導きます。

本日は、当団として初の外国人ソリストの登場ですが、イリーナ・メジューエワさんという本場ロシアのピアニストをお迎えして、ラフマニノフの世界をどこまで表現できるか、オーケストラも気合い十分です。

ところで、この曲はハリウッド映画「七年目の浮気」やイギリス映画「逢いびき」など、いくつかの映画に用いられているようです。
このことが後の映画音楽に影響したか、結構ラフマニノフもどきの曲が多いのは私だけの思い過ごしでしょうか?

(Y.I.)

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