第19回 定期演奏会~ブラームスの競演~

「音楽の友」9月号に、東京都にお住まいの森田様が先に行われた第19回定期演奏会の感想を送ってくださり、それが掲載されました。
ここで、そのご感想を皆様にご紹介いたします。

我々の演奏が、このように一人でも多くの方に感動を与えたとすれば、それに勝る喜びはありません。団員一同感激しております。
また、それを掲載してくださった音楽之友社、また当サイトへの掲載を快諾してくださった森田様のご好意に感謝致します。

初めての市民オーケストラ体験

去る6月17日、相模原市民交響楽団第19回定期演奏会、拝聴しました。

私にとっては初めての市民オーケストラ体験。そのオールブラームスプログラム、田代俊文指揮「大学祝典序曲」「交響曲第2番(実は交響曲第3番でした:管理者注)」と順に聴いていって一生懸命直向きな音楽にじわじわ引き込まれていきました。

身体中が雷鳴にうたれたようなショックを受けたのは、「バイオリン・コンチェルト」。天満敦子の神業バイオリンに引っ張られ、逆に引っ張るかのように、ソリストとオーケストラの火花を散らす競演。いつかもう一度、同じ顔ぶれで、この名曲を聴きたいと思います。

市民と市民音楽家とプロ演奏家の幸福な融合に出会い、私は作家高樹のぶ子の次の言葉を思い出しました。

人間が人間に及ぼす影響の中で、もっとも深い部分を揺り動かすものは何だろうと考えてみるとき、友情や信頼、無償無私の行為といった、人間に美質がもたらす抗いがたい力を思わないではいられません。

天満敦子弾くアンコール曲、ポルムベスク「望郷のバラード」。この鬼才バイオリニストがこれまで生きてきた中で出会ったすべての人に対する熱い思いがこめられているようで、この市民コンサートの悼尾を飾るのにふさわしい感動と余韻を遺すものとなりました。

「音楽の友」掲載記事
音楽之友社刊「音楽の友」2000年9月号 p.284「Reader's Corner」より転載
(本記事は、音楽の友社ならびに森田様のご好意により掲載させていただきました。)

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