第18回 相模原市民合同演奏会

ワーグナー :
「ローエングリン」 第3幕への前奏曲~婚礼の歌

18th合同パンフレット歌劇「ローエングリン」は、超人的な神格である主人公のローエングリンと人間であるエルザ姫の悲哀の物語です。
第3幕は、ローエングリンとエルザ姫の結婚式のシーンから始まります。
その後、エルザは不問の誓いであるローエングリンの素性を聞いてしまいます。

前奏曲は、「きわめて快活に」という指示があり、管楽器を中心に結婚式の祝典的雰囲気を強調しています。
中間部は、速度が落ち牧歌調になりますが、再度冒頭の快活な部分が再現されます。

婚礼の歌は、結婚式の音楽としてはメンデルスゾーンの「「真夏の夜の夢」と並んで、有名な音楽です。
舞台は新婚の部屋で、ローエングリンとエルザ姫が従者に導かれるところで、混声合唱で歌われます。

婚礼の歌 (訳詞)

愛の喜びが見守る喜びの部屋へ、
真心込めた導きに従って進みなさい。
勝利で報われた勇気と獲得された愛が、
あなた方二人をこよなく幸せな夫婦に結びます。

美徳を守って闘った勇士よ進みなさい。
咲き誇る青春の花よ進みなさい。
祝典のざわめきから今こそ離れて、
お互いの胸を歓喜で満たしなさい。
愛の支度に飾られ、芳香にあふれた部屋が
まばゆい光の席から返ってきたあなら方を迎えます。

愛の喜びが見守る喜びの部屋へ、
真心こめた導きに従って進みなさい。
勝利で報われた勇気と獲得された愛が、
あなた方二人をこよなく幸せな夫婦に結びます。

ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱付」

ベートーヴェンの「交響曲第9番」は、ベートーヴェンが作曲した交響曲のみならず人類に残された交響曲の中での最高傑作といえるでしょう。

ご存じの通り、ベートーヴェンは9曲の交響曲を残しています。
この中で、いくつかエポックメーキングな曲はありますが、「第九」ほど後の作曲家に影響を与えた曲はありません。

この曲を作曲したころ、ベートーヴェンの耳の状態はかなり悪化していて、初演後の大拍手に舞台の総指揮を行っていたベートーヴェンは気がつかず、歌手の一人がベートーヴェンを振り向かせたというエピソードはあまりにも有名です。

第1楽章 ニ短調 4分の2拍子
ソナタ形式:アレグロ・マ・ノン・トロッポ・ウンポコ・マエストーソ
宇宙空間をも思わせる、長大な1楽章です。
稲妻のような第1主題と大きな川の流れのような第2主題を基に、どこまでも壮大な音楽が展開されていきます。
第2楽章 ニ短調 4分の3拍子
スケルツォ:モルト・ビバーチェ
交響曲の2楽章というのはゆっくりした楽章が置かれるのですが、ベートーヴェンはあえて第2楽章にスケルツォを配置しました。
それも、狂乱と呼ぶにふさわしい激しい音楽です。
オクターブに調律されたティンパニが印象的です。
第3楽章 変ロ長調 4分の4拍子
複合変奏曲:アダージョ・モルト・エ・カンタービレ
崇高な雰囲気を持った主題で始まります。
その後、ニ長調に転じて愛情豊かな副主題がヴァイオリンとビオラによって演奏されます。
この後に、ヴァイオリンで演奏される変奏がとても美しいものです。
第4楽章
フィナーレ
管楽器による激しい走句のあとに、チェロとバスによるレシタティーボが演奏されます。そして、やがて有名な「歓喜の歌」が導き出されます。
オーケストラによる全合奏のあと、バリトンのソロから始まり様々な形で「歓喜の歌」が演奏されて、最後には合唱とオーケストラの全合奏の中、曲を閉じます。
pagetop
inserted by FC2 system