市民合同演奏会「第九」
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」より
- No. 1 シンフォニア
- 『メサイア』全曲の序曲は、管弦楽で演奏されるフランス風序曲の形式で、荘重な符点リズムによる部分と速いフーガの部分からなり、全体として明るく穏やかな気分をもっている。
- No.21 主の軛(くびき)は易く荷は軽い
- キリストの生涯と神の栄光を称えるという内容をもつ、『メサイア』のなかで、キリストの降誕を描いた第1部を締めくくる曲。
軛(くびき)とは、牛や馬の首につないで車などをひかせるものであるが、主とともに喜び歩む人々の軽やかな表情が描かれている。 - No.24 まことに彼らは我らの悩みを負い
- 第2部では、キリストの受難が描かれる。
いばらの道を行く音とも、鞭打ちの音ともいわれている、鋭い音型の上に人の罪を一身に負って苦しむキリストの姿が描かれ、その苦しみが我々の罪の贖い[あがない]ためであると、悲痛にうたわれる。