倉澤 杏菜 さん インタビュー(続編-1)

相模原市出身で、現在ベルリンで活躍されているピアニストの倉澤杏菜さんが、2015年に引き続き、今年のプロムナードコンサートでも共演していただけることになりました。聴衆のみならず、オーケストラのメンバーの心もがっちり掴んだ倉澤さんですが、今度はどんな演奏を聞かせてもらえるのでしょうか。非常に楽しみです。


「倉澤杏菜 ピアニスト」で検索するとこの相模原市民交響楽団の「倉澤さんのページ」ページがかなり上位にランクされています。もともと、倉澤さんと相模原市民交響楽団の演奏会を知っていただくために作ったページなのですが、いまだに評価されているようで嬉しいです。今回はその続編ということで、また倉澤さんにインタビューしたいと思います。

(相模原市民交響楽団・・以下オケ)前回、倉澤さんがソリストとして共演していただいたのは2015年のプロムナードコンサートでした。曲目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲でしたが、私たち相模原市民交響楽団との共演はいかがだったでしょうか?

 (倉澤様)皆さんと共演したチャイコフスキーピアノ協奏曲は、私にとって今でもとても特別な演奏会で、思い出深いものです。
相模原は、ドイツへ渡るまでの23年間を過ごした大切な地元です。相模原市民交響楽団さんの活動は、当時の私の生活範囲の中でも目にする事があり、その度にいつか共演をする事ができたら、とひっそり思い続けていました。
ドイツへ渡り、故郷のありがたさを知って、故郷への想いがとても強くなりました。そんな想いの中での皆さんとの共演は、私にとってこれ以上ない幸せなものでした。
最初のリハーサルから皆さんがあたたかく迎えて下さり、またピンポイントな地元の話など、まるでドイツでの自分の生活が幻想の中だったのでは、と思うほどに、相模原を離れ止まっていた故郷での時間が動き出しました。嬉しかったです。そんな深い心の?がりを持ちながら、共演するというのはなんとも心強く、幸せな事でした。
マエストロ田代氏の的確で音楽溢れる指揮のもと、楽団の皆さん、観客の皆さんと得た一体感は、ただただ感動でした。



(オケ)早いもので、それからもう3年経ちました。だた、これだけ短い期間での再演というのは、当団では例がありません。聴衆のみならずオーケストラのメンバーの心もがっちり掴んだ証拠であると思います。この感触はいかがでしょうか。 


(倉澤様)ありがとうございます。もうこれは、本当に光栄な事だと思っています。
リハーサルを重ねる度に、皆さんとの距離が近づいていったように感じていますが、本番のステージでは、皆が一つになった事を強く感じました。(打ち上げでは更に!!)
私はこのオーケストラが大好きで、皆さんが大好きで、ほとんどをドイツで過ごす生活の中で、?がりを持たせていただいてきて、いつかあの時の一体感をまた再現できたら、大好きな地元で皆さんと一緒に音楽を届けられたらと願っていたので、今回の再共演のお話をいただき、まずはとても驚き、そしてその後じわじわと幸せが込み上げてきました。
あの時の一体感、そして楽しかった時間、それが一方的な気持ちでなかったのだと分かり(笑)、今は本当に嬉しくて、皆さんとの共演がただただ待ち遠しいです。






 (オケ)倉澤さんの最初のイメージは写真だけだったので、クール&ビューティなピアニストでした。でも、一緒に練習しさらにステージ上での振る舞いや演奏会の打ち上げを見る限り、実際はすごくお茶目で可愛らしい方なんだと感じました。前回の演奏会のアンコール、「赤とんぼ」でしたっけ、演奏した最後に客席に向かってニコッとされて、そうしたら会場の雰囲気が一気に和んだ記憶があります。本当の倉澤さんというのは、どのような方なのでしょうか。


(倉澤様)クール&ビューティー、素敵な響きです!そんなイメージを持たれていた事、ちょっと嬉しく驚いていますが、実際の私は、、本当に普通だと思います。
普段の私は、、ジーパンにTシャツで練習しますし、スーパーにも行けば、大好きなサッカー観戦&ビールも飲みます。ピアノからは離れれば、もっぱら聴くのはポップス音楽だったり、家庭菜園をしたり本を読んだり、、ゆっくりコーヒーを飲んだり、そんな風に過ごせる時間にとても幸せを感じます。
こんな何気ない普段の生活や経験から私の音楽が生まれています。だから、なるべくステージでもそんな私で居たいと思っています。
前回の演奏会アンコールでは、『赤とんぼ』を演奏しました。最初のフレーズを弾いて、もう地元への愛しさと、地元を離れてしまった淋しがググッと心に溢れたのを覚えています。
最初のフレーズを弾いている時に、客席から自然に拍手が起きて、もうその時は、地元に優しく受け入れていただいたような感じで、、忘れ難い経験でした。




■ 後半に続く ■

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